ユニバーサルデザインとは
ユニバーサルデザインとは年齢や性別、体型、障害の有無やレベルにかかわらず、どのような方にでもバリアー(障壁)を作らずに住み良い環境にしていこうという考えでバリアフリーと同様、定着されてきた言葉です。
どちらもすべての人が暮らしやすい社会を作ろうとしている目的は同じなのですから。
『高齢の方や障害を持った方でも住みよい暮らしができるように』
それは、長い歴史の中で埼越に自然と染み付いてきた考え方なのです。
埼越とユニバーサルデザインの出会い
当社のユニバーサルデザインのはじまりは、下記にご紹介するY様邸の施主様との出会いがきっかけで、ユニバーサルデザインを知ることになりました。
私どもにも体の不自由な家族がいまして、家の中での生活で「あと少し○○だったら自分でも出来るのに・・・」と言われたことがあります。
「あと少し」の障壁をとり除き、自分が自分らしく生活できるよう、私共は皆様のお手伝いができたらと思っております。
ユニバーサルデザイン賞受賞作品の施工写真
– 埼玉県Y様邸 –
体が不自由な方でも自立できる住まい
体が不自由なお母様のために、施主様と理学療法士の先生、そして当社の従業員全員の協力が結びついてできた住まいです。 スロープや手すりを取り付ける、廊下を広くして車椅子でもスムーズに通れるようにするなど、移動しやすくするだけでは真のユニバーサルデザインとは言えません。 離れに住んでいてもご家族と円滑にコミュニケーションをとれるように、また一緒に生活するご家族にも配慮は欠かしません。
【注1】離れと母屋をつなぐスロープ。雨の日でもお互いに行き来がしやすいように、屋根付きになっています。
【注2】玄関部分は段差を完全にゼロにし、車椅子でも渡りやすいように工夫しています。
キッチンやトイレ、洗面台などの手すり、腰掛の高さは身体寸法に合わせ、すべてご本人の使いやすい仕様になっています。実際に歩いたり立ってみてぴったりの高さに調節するため、工事は全てお母様が退院されてから行いました。
Before
After
施工終了後、Y様にお話をお伺いしました。
新築のきっかけは?
一人暮らしをしていた母親が脳出血で倒れ、左半身不随となりました。退院後、我が家で暮らすことになり離れを増築することに。
家を建ててみてどうですか?
何より仲社長が親身になって相談にのってくださったことが嬉しかったです。体が不自由であっても本人が自分でできる力を最大限に活かし、明るい気持ちで暮らせるような住まいになりました。 一般的な既存のバリアフリー住宅というのではなく、母の背丈・希望・好みを汲んでいただき、一つ一つ手作りで作り上げていただき大変満足しています。小さい子供たち(孫)も「ばあばのおうち」が大好きです!
埼越の工事の感想は?
【良かった点】こちら側の要望やイメージを的確に理解し、細かい点まで丁寧に相談にのっていただけたこと。関わる職人さんもきちんとしていて安心でした。
【悪かった点】外壁の工事の後、くぎ・材料の残りなどが落ちたままになっていたこと。
埼越の工事の感想は?
今後とも(将来的には子ども部屋のリフォームなど)工事をお願いすることがあるかと思いますが、その際にはよろしくお願い致します。
その他、バリアフリー施工例
バレエスタジオ兼ご自宅として工事をさせていただいたO様邸。
ご自宅部分は親御様との共同生活のため、バリアフリー仕様になっています。
【注1】玄関及び敷居とフロアーにも段差がほぼなしで作られています。
【注2】玄関クローゼットには靴を履く際に便利な可動式の腰掛けを収納しました。